【村上龍『限りなく透明に近いブルー』】踊り続けるしかない息苦しさ【主題歌:H ZETTRIO『Dancing in the mood』】感想
【伊坂幸太郎『AX』】けんかをやめたい男の話【主題歌:真心ブラザーズ『けんかをやめたい』】
感想
主人公は「けんかをやめたい」と思っている。「目には目を歯には歯を」(歌詞)という殺伐とした世界からは足を洗いたい。「慣れかけている灰色の毎日」に終止符を打ちたい。しかし「簡単なスタート」「困難なエンド」とあるように、足を踏み入れるのいつの間にかでも、そこから抜け出すには大いなる決意と代償を必要とする。
「けんかをやめたい」理由、そして代償を払ってでも守りたかったものとは。
これは一人の男のけんかのやめかたの物語。
主題歌
真心ブラザーズ『けんかをやめたい』
300曲以上の本の主題歌はBook Ground Musicへ!
試聴可能です♫ あなたの投稿をお待ちしてます!
【ちはやふる 第38巻】ふたりの男に芽生えた素晴らしき人間臭い感情について【主題歌:FoZZtone『ENEMY』】
感想 ※ネタバレ注意
主題歌
FoZZtone『ENEMY』
300曲以上の本の主題歌はBook Ground Musicへ!
試聴可能です♫ あなたの投稿をお待ちしてます!
尾田栄一郎『ONE PIECE(ワンピース)第89巻』の主題歌は?(感想付き)
主題歌
NICO Touches the Walls『ニワカ雨ニモ負ケズ』
感想 ※ネタバレ注意
この巻では、ルフィVSカタクリの見聞色の覇気覚醒対決が見ものでしたね!
「少し先の未来が見える者同士の戦闘」とか、正直読んでる側はよく理解できない次元に達してますww
多分、どちらが0コンマ1秒先を読めるかが肝なんだと思いますが、それは結局昔の日本の武士同士の対決にも近いんですかね(『バガボンド』的な)。
そう考えると、意外と「見聞色の覇気」やら「武装色の覇気」やら、もしかして「覇王色」ですらも、昔は纏っている超人みたいな人たちが本当にいたのかもしれません。
ベスト妹(イモ)ーティストのフランぺが戦いに茶茶を入れた時の、カタクリの怒りとフェアネスの貫徹はまさに武士道精神を感じずにはいられませんでした!(男ながら惚れましたね。。)
しかし、最後に勝つのは「より遠くの未来を見ている者」となりました。
主題歌は、「柔よく剛を制しまして 剛よく柔も断つ 夢中で格好つけたら非常ベルがなる」
「50手以上も先を読んでる 入念なスタイル 地球の異分子な君にどう言ったって無理」
など、この戦いを表現している歌詞があるのに加えて、戦いの熱い温度感がマッチするなと思って選曲しました!!
300曲以上の本の主題歌はBook Ground Musicへ!
試聴可能です♫ 投稿お待ちしてます!
村上春樹『スプートニクの恋人』の主題歌は?(感想付き)
主題歌
感想
「ああ、愛は正体を少し見せて
また薄いカーテンの向こうへ消える」
この曲のサビで極めて象徴的な一節である。
愛が如何に「掴み取る」ことのできない実態を持たぬものか、
愛が如何に人に劇的なものをもたらすか。
愛とは一体なんなのだろうか。
「ぼく」は「すみれ」という愛を、すみれは「ミュウ」という愛を、「ミュウ」は「愛」というものの正体を探している。
それは複雑で困難な行為である。
しかし、もしかすると愛はふとした時に向こうからやってくるものかもしれない。
それを続けていさえすれば。
300曲以上の本の主題歌はBook Ground Musicへ!
試聴可能です♫
大岡昇平『野火』の主題歌は?(感想付き)
主題歌
スヴィアトスラフ・リヒテル『The Well Tempered Clavier, Book I: Prelude No. 4 in C-Sharp Minor, BWV 849』(バッハ)
感想
僕はこの小説で「飢え」を擬似的にではありますが潜り抜けた感じがしました。
「飢え」と「戦争」がもたらす極限状態。それらを内側から描いています。
この物語に感じたのは「静けさ」です。どこまでも静かで、どこにも到達しない絶望感が終始漂っている。
それがある種キリスト教の荘厳さとリンクする部分があって、戦争が呼び起こす人間の野蛮さとその状況が要求する神秘性が共存した文体となっています。
読み進めるのはキツイですが、一度は読んでおいた方が良い作品だと思います。
300曲以上の本の主題歌はBook Ground Musicへ!
試聴可能です♫
夏目漱石『坊ちゃん』の主題歌は?(感想付き)
主題歌
ユリア・フィッシャー『Jota Aragonesa, Op. 27』
感想
僕は伊坂幸太郎の著作が好きですが、あちらは「複雑な悪」で、一方「坊ちゃん」はシンプルな善悪の物語。
キャラクターがユーモラスで悪役が魅力的なところは似ているかと思います。
物語がシンプルな分、読後感の爽快!
漱石のクラシカルさ、ユーモラスな筆致、聴き終えた時の爽快感などからこの曲が主題歌だと面白いかなと思いました。
300曲以上の本の主題歌はBook Ground Musicへ!
試聴可能です♫
J・D・サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』の主題歌は?(感想付き)
主題歌
オアシス『Live Forever』
感想
反抗期の頃、こんな旅がしたかった。
少年ホールデン君の孤独な旅は「思春期」の生きづらさやと自由、ナイーブさや不自由のメタファーに思えます。
彼の見ていた景色にはこの曲がしっくり来ました。
青春と自由。
「多分僕はただ飛びたいだけなんだ」
Maybe I just wanna fly.
300曲以上の本の主題歌はBook Ground Musicへ!
試聴可能です♫
【本の主題歌を決める読書会 BGMeeting】伊坂幸太郎『AX』
本に合う音楽をみんなで見つけよう!
お申し込みいただいた先着10名様にテーマ本【伊坂幸太郎『AX』】をプレゼント!!
BGMeetingとは
テーマ本に合う主題歌を参加者が持ち寄り、それをグループで聴きながら感想や意見などを交換・共感する新しい音楽つき読書会です。
Webサービス『Book Ground Music』も運営しています。
過去にみなさんが投稿した本の主題歌が並んでいます。
Book Ground Music - その本に音楽をならそう
Twitterはコチラ
Book Ground Music【公式】(@bgm_team)さん | Twitter
お問い合わせはコチラまでメールをお送りください。
参加お申し込みはコチラから!
今回のテーマ本
伊坂幸太郎『AX』
最強の殺し屋は――恐妻家。 殺し屋シリーズ最新作!
参加条件
テーマ本を読了し、その本の「主題歌」を1曲考えてくる。
※基本的に映画のエンドロールのように読み終わった後に頭の中で流れて合う曲というイメージです。
ただ、誰か1人のキャラクターや1つのシーンに限定して合うと思った曲でも歓迎。
とにかく自分なりに「合う」と思える曲であればなんでもOKということ!
やること
①4〜5名程度のグループになって軽く自己紹介。
本はどれぐらい読むか、好きな作家さんや本など軽くアイスブレイク(5〜10分程度) 。
②最初の1名の主題歌を聴いていく。
お持ちいただいた再生機器と下記のデバイスをつないでグループのみなさんで曲を30秒程度聴きます。
③ 感想や意見などを交換
曲の発表者の方の感想や選曲理由(言葉にするのが難しければ、感想のみでもOK)などを短く述べて、グループの他の方から意見や感想などをもらう。
④次の方の発表へ
人数が集まり、時間に余裕がある限り、グループを組み直して多くの方と読書会が楽しめるようにします。
⑤1番気に入った自分以外の主題歌を紙に書いて投票。
⑥投票の結果発表
景品
投票で1位になった方には、図書カード1,000円分をプレゼント!
持ち物
①テーマ本
②主題歌を再生できる音楽プレーヤー
③ご自身のイヤホン(有線)
※音楽を聴きながら会話するため、片耳を外せるイヤホンの方が望ましいですが、ヘッドホンでもずらせるので可。
※無線のものしか持っていない場合は、予めご連絡いただければ貸し出し用イヤホンをレンタルいたします(消毒済)。
開催日時
2018年7月1日(日)
18時受付開始 / 18時30分開始 / 21時頃終了
定員
20名
会場
コワーキング&イベントスペース factoria(ファクトリア)
アクセスの詳細はこちらから ↓
タイムスケジュール
18:30 第1部 読書会
20:15 第2部 懇親会(お酒・ソフトドリンク・おつまみなど用意します)
21:00 終了
※参加人数により変動する可能性があります。
参加料金
2,500円(税込)
本のプレゼント
申し込みされた方先着10名様に【伊坂幸太郎『AX』】をプレゼント!
ご希望の方は、住所を記載いただければ郵送させていただきます。
※入力していただいた個人情報は当社にて厳重に管理し、プレゼントの発送以外の目的では使用いたしません。
参加申し込み
お問い合わせ
お気軽にご連絡ください!
協賛
チラシを設置させていただいた店舗さまの下記情報を、先着順で掲載させていただきます。
【店舗名・HPへのリンク・その他ご要望があれば応相談】
①factoria(ファクトリア)